社内チャットで自分のchannelを作ったら元気になった話

最近、会社で Slack を使うようになりました。(今までは hipchat でした)

ある日、何人かが自分の channel を作っていることに気づき、楽しそうだったので自分も作ってみることにしました。

1ヶ月ほど試してみた結果、予想していなかった、様々な効果がありました。

channel 内で何を話しているのか

浮かんだことを適当に発言しています。
ちゃんとした文章を書くのはそれなりに力を使います。自分のchannelは勝手に作った自分の遊び場なので、負担になる程しっかりした文章を書く努力は求められません。

ただし、二つだけ自分の中でルールがあります。

1 つは、絶対に人を悪く言わないことです。人について言及するのは「ありがとう」や「あの人が知ってるかも」と言うときです。

2 つめは、人の気を悪くする発言をしないことです。自由とはいえ、自分のchannelは「独り言を言っても良い公園」のようなものです。暗い顔をしていたら周りに心配をかけてしまいます。仮に内心は悲しみに覆われていても、ポップな様子でいます。感覚的には「ご機嫌なアメリカのホームドラマ」「ポプテピピック」です。

 

自分のやっていること

自分のやっている/やったことをゆるく呟きます。
例えば、「最強の〇〇ボタンを実装した」「あんなに遠かった〇〇機能先輩の背中が見えてきた…」など。同じチームの同僚にとってはリアルタイムにメンバーの進捗がわかるという利点もあります。あとでログを見てやったことの報告をまとめたりもしています。
書いていると、同僚がactionを使って褒めてくれることもあります。(action: メッセージに対して絵文字をつけられる機能)

 

todo

上とも被りますが、Bot を使って細々としたタスクを管理しています。(todo bot は検索するといろいろありそう)
例えば「出張申請」「〇〇の仕様確認の返答待ち([URL])」などです。主に、チケットにしなくても良いようなものや、大きいタスクをする中で一旦保留にした小さいタスクなどを積んでいます。終わったらリストから外しますが、その際に完了メッセージが出るので謎の幸福感があります。

 

困っていること

自分が今困っていることを書きます。チームの内外問わずアドバイスをもらえたりします。
その他にも「〇〇の仕様、結局どうなったっけ?」「おや…!?おじさんの様子が…」「ログインが召されてる?」と言うと同僚がなんとかしてくれたりもします。
ここで発言したりアクションを起こしてくれる人は、その問題に詳しい人であったり、関係者であったりと的確な答えをくれることも多いです。

 

思考の過程

もやもやしていること(「何かうまくいかない」「この作業がめんどくさい」など)を題材に、自分の思考を書き出します。人に見られているため、理論が破綻している部分があると突っ込まれる可能性があります。程よい緊張感で問題を精査できます。
基本的には箇条書きで「どんな状態か/問題の背景」「本当は何に困っているのか」「結局何がしたいのか」「本質的な問題は何か」「解決のために何をするか」「解決するのに足りないものは何か」などを書きます。

 

どうでも良い何か

頭に浮かんだことをただ書きます。誰かに返答してもらう前提ではなくても良くて、本当にただの独り言です。歌ったり、韻を踏もうとしたり、かっこ良いことを言おうとしたりします。actionをもらったり、つっこまれたり、大喜利に発展することもあります。
ちなみに私の最初の話題は「Suica定期券が磁気定期券になった」です。

 

まとめ

  • 自分も同僚も安心感が得られる
    • 何をしてるのか、何に困ってるのか見えやすくなる
    • 気軽に助け合える
  • より良い仕事ができる
    • チームの内外問わず、アドバイスがもらえる
    • 思考の整理に役立つ
    • 元気がもらえる (これが一番効果を感じてる)
  • 楽しい
    • ほかの人のchannelを見てるとおもしろい
    • あまり関わりのなかった人にも気軽に絡める/絡んでもらえる (引っ込み思案なので、ほかの人の部屋ではactionを使うことが多いです)

ちなみに、お気に入りの action は「:kandou:(感動した)」、最近一番嬉しかった発言は「このchannelを見てると元気になる」でした。